Connect with us

AI NEWS

悲しみが紡いだカロライナ・バスケ史をあなたへ

ロナルド・スミスさんは2005年、がん治療中の妻に寄り添う中で、UNCウィルソン図書館に逃避先を求めました。そこで見つけたのは、カロライナ・バスケットボールの歴史を記した古いスコアシートです。地元紙と公式記録の数字の“ずれ”に疑問を抱き、記録編纂者のスティーブ・カールシュナーさんと協力を始めました。

調査はやがて1892年にまで遡り、バスケットボールを発明したジェームズ・ネイスミスの教え子がチーム名を広め、後にUNCへと伝えた経緯を明らかにします。

ある日、書店で妻と手に取ったのは、ロックバンドの思い出をまとめたビジュアル本でした。「同じような本を作れば?」という妻の言葉が、悲しみの中で生まれたプロジェクトの原点です。妻は2006年に他界しましたが、スミスさんは追憶を胸に調査を前進させました。

これまでに発表された第1巻(1891–1961年)と第2巻(1961–1969年)には、未公開写真や国王戦の表紙画像など貴重な資料が満載です。今冬には1970年代編が刊行予定で、以降も10年ごとの歴史を描き続ける計画です。

本書のイントロには、1966年に10歳だったスミス少年が当時のヘッドコーチ、ディーン・スミス氏を見上げる一枚が収められています。悲しみが情熱を育み、人々の心に響く一冊へ。詳しくは thetarheelbook.com をご覧ください。

出典
https://chapelboro.com/sports/its-a-grief-project-author-ron-smith-details-unc-basketball-history-books

Continue Reading

Trending