二刀流の選択：カーター・ミードウズ、夢か論理か

ワシントンD.C.のゴンザガ高校で活躍するカーター・ミードウズ選手は2026年クラスでディフェンシブエンド世界29位に輝き、6月にミシガン大へコミットしました。しかし、彼の最初の愛はバスケットボール。

コミットから16日後、ナイキEYBLの頂点「ピーチジャム」で先発出場し、平均9.0得点9.6リバウンドを記録。フットボールだけでは味わえない感触を追いかけました。大学での両立は難しいものの、指揮官の許可があれば挑戦も検討中だと語ります。

同じく二刀流を志すノースカロライナ州出身のケンドレ・ハリソン選手は、オレゴン大でフットボールとバスケ両部門への参加を約束され、NBAやNFLの元スターからも励ましを受けています。特に身長6フィート7インチを超える巨体がコートでもグリッド鉄のフィールドでも武器になると評価され、両競技が互いに能力を高め合う面も明らかになりました。

しかし大学スポーツの過酷さ、身体改造や練習量、収益分配制度（rev-share）を考えると、最終的に一つに絞る選手も少なくありません。ミードウズ選手は論理的にフットボールを専念先に決めながらも、バスケへの未練をまだ胸に秘めています。

二刀流の先駆者たちが切り拓く新たな可能性に、これからも注目です。

出典
https://www.nytimes.com/athletic/6537382/2025/08/06/michigan-oregon-college-football-basketball-recruiting/