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学生アスリートが学んだ「Hands-Only CPR」であなたも救える命
アメリカ心臓協会は7月22日、デューク大学の男子バスケットボールチームとフットボールチームの学生アスリートにHands-Only CPRトレーニングを実施しました。
これは心停止が発生した際に胸骨を圧迫するシンプルな手法で、即座に行えば生存率を2~3倍に高める効果があります。
米国では院外心停止の約9割が命を落とし、その半数以上で救命処置が遅れると報告されており、早期対応の重要性が強調されています。
本プログラムは2023年に始まった「Nation of Lifesavers(命の救助者の全国ネットワーク)」の一環で、学生や地域住民がCPRとAEDの使い方を学び、家族や友人、職場に広めることを目指しています。
デューク大のアスリートは短時間の実践セッションで正しい圧迫のリズムと深さを体験し、「緊急時に自信を持って行動できる」と高く評価しました。
アメリカ心臓協会は100年以上にわたり心臓病・脳卒中の予防から救命法まで幅広い知見と支援を提供し、研究や政策提言にも積極的に取り組んでいます。
若者からプロスポーツ選手まで誰でも参加できるトレーニングで、一人でも多くの命を救う社会づくりに貢献しましょう。
出典
https://newsroom.heart.org/news/duke-university-mens-basketball-and-football-teams-learn-how-to-save-a-life-with-cpr