驚異のディフェンス対決が生んだ劇的決着！　フロリダ大逆転優勝の舞台裏

1970年代以来の名勝負となったNCAA男子バスケットボール選手権最終戦。前半を31－28とリードしたヒューストン大は、後半も42－30と優位に立ち、フロリダ大を追い詰めていました。

しかしフロリダ大は粘り強い守備で流れを変えます。ディフェンスで相手のシュート確率を大きく下げ、相手の攻撃を封じ込めました。

逆転の立役者は、オールアメリカン選手ウォルター・クレイトンJr.。後半開始から得点が遠かったものの、14分57秒にようやくフリースローで得点。そこから怒涛の連続得点を決め、残り4分で3ポイントシュートを決めきり、試合を振り出しに戻します。

残り46.5秒にはアリジャ・マーティンがドライブから得たフリースローを2本とも成功させて65－63と逆転。ヒューストン大は最後の攻撃権でウザンにシュートチャンスを作ろうとしましたが、フロリダの二重マークに阻まれ、パスを回してもマークを外せずタイムアップ。

結果、フロリダ大が65－63で劇的な逆転勝利を収め、史上3度目の全国制覇を達成。ヒューストン大は最後まで無敗記録と初優勝に届かず、悔し涙を飲む結末となりました。

試合を通じてフロリダ大は守備で相手を34.8％のフィールドゴール成功率、3ポイント24％に抑え、自慢の攻撃を封じることで勝機をつかみました。究極のディフェンス対決が生んだ熱戦は、観る者を最後まで釘付けにしました。

出典
https://sports.yahoo.com/college-basketball/live/florida-stuns-houston-with-late-rally-to-win-third-mens-ncaa-basketball-championship-230010064.html